テレワークの対応でSkypeが必要になった。
オンライン英会話教室に興味があるのでSkypeのことを知っておきたい。
就職活動でSkype面接が予定されている。
などなど、最近でもSkypeを導入する必要が出てきた方、まだまだたくさんいると思います。
とにかく「Skypeって何?」
この記事では、Skypeとはどのようなものなのかを分かり易く説明します。
LINEとの違いや使い分け方についても触れますので、Skype初心者の方、是非参考にして下さい。
それでは、Skypeでできることから、順を追って見ていきましょう。
Skypeでできること
無料通話、無料チャット、無料ビデオ通話、無料動画送信、といったところがメインです。
特に目新しい機能があるわけではないので、初心者の方はそのままの意味で受け取ってもらえれば十分です。
LINEやZoomやFacebook Messengerなどと同じジャンルのものと考えましょう。
あえて違いを挙げるとするなら、Skypeはこの道のパイオニア的な存在である点が決定的に違うといった程度です。
Skypeの特徴
無料
Skype同士であれば、チャット、通話、ビデオ通話、ファイル送信などが無料でできます。
連絡先を指定して、アイコンをタップするだけ、操作感は万国共通のやり方なので、何の不自然さもありません。
基本的には、この無料サービスだけを使う方が大半と思われます。
有料サービス
通話先がSkypeではない場合、例えば固定電話であった場合でも、通常の携帯電話感覚で有料通話できます。
その場合の通話料は、電話回線を使うよりも割安になっています。
チャット
LINEなど、他のメッセージアプリに慣れ親しんでいる方なら、全く違和感なく使えます。
右にあるサンプル画像のとおりです。
画像や動画の送信ももちろん可能です。
ただ、スタンプは残念ながらほぼ無いと思った方が良いです。
ビデオ通話
マンツーマンはもちろん、複数人で同時に会話できます。
仕事ではオンライン会議、プライベートではオンライン飲み会などに最適です。
オンライン英会話教室なども、ほとんどがSkypeを使ったレッスンとなっています。
通話品質
音質、画質が良いことがSkypeの特徴と言われています。
時には、他を圧倒するくらいの高品質であると評価されることもあります。
ただ、ネット環境によってその品質は良くも悪くも影響を受けるので、絶対的というわけではありません。
オフラインにできる
オフライン状態にすれば、相手にも今自分がオフラインであることが分かるようになっています。
移動中や睡眠中、その他連絡に出たくない時などで、やんわりと上手く使うことができます。
広告がない
Skypeには煩わしい広告が「一切」表示されません。
もちろん無料サービス使用中でも表示されません。
世界標準である
Skypeは世界中で使用されています。
ユーザー数の世界ランキング的には5位〜6位あたりですが、どの国でも必ず上位に上がってきます。
他のアプリは、国や地域によってアプリごとの利用者数に大きなバラつきがありますが、Skypeはそういった偏りがなく、世界標準的な位置付けにあります。
複数の端末で使える
Skypeはメールアドレスをアカウントにして使用します。
そのため、PCでも、スマホでも、iPadでも、はたまたスマホ2台でも3台でも、ログインさえしてしまえば、どのデバイスからでも同時に使えます。
LINEは電話番号をアカウントしているため、基本的には一つの端末でしか使えないですね。
機種変更しても影響がない
例えばスマホの機種変更をしても、新しい端末から従来のアカウントでログインすれば、そのまま過去の履歴を維持したまま継続して使えます。
面倒なデータ移行の手順は一切ありません。
LINEとの違い
SNS
LINEはSNSツールとして使えますが、Skypeは純粋にメッセージアプリです。
そのため、SkypeにSNS性の期待は持てません。
Skypeはピュアに連絡手段としてのみ使うことになります。
逆に、通話・メッセージ機能だけを見た場合は、Skypeの方が格段に高品質です。
既読
Skypeの初期状態では、メッセージの既読表示はありません。
あえて設定した場合だけ、既読表示機能が使えます。
逆に、Skypeのチャットでは、相手が「メッセージを入力中」であることがわかるようになっています。
それも設定で変更可能です。
拡張サービス
LINEが展開するサービスは20以上あります。
「ラインミュージック」や「LINE NEWS」、「LINE Pay」などなど。
LINEは単なるコミュニケーションツールだけではなく、日本人の生活に幅広く、そして深く根ざした位置付けになりつつあります。
Skypeにはこのような方向性はなく、単なる質の高いコミュニケーションツール、という位置付けです。
有料通話
LINEでもスカイプでも、固定電話宛などの有料通話をするためには、最初に課金をしておくか、クレジットカードを事前登録して有料通話をします。
Skypeはどの端末からでも有料通話ができますが、LINEの場合は「その端末から」しか有料通話ができません。
SkypeはPCでもAndroidでもiPhoneでもタブレットでも、ログインさえすればどの環境からでも使えるからです。
LINEは1アカウント1端末、というのが基本なので、この点はSkypeの方が便利ですね。
利用者の範囲
世界で、Skypeは3億ユーザーほど、LINEは2億ユーザーほどです。
Skypeは世界的に幅広く使われています。
LINEは日本がほとんど、あとは東南アジアに若干普及しているといった感じです。
なぜSkypeを指定されるのか
就職活動やオンライン英会話教室などは、大体がSkypeを利用することを指定されます。
また、テレワークやオンラインによるテレビ出演者など、多くの公的な場面でもSkypeを使っていることが多いですね。
その理由は簡単です。
この手のアプリの中で、Skype=Microsoftがパイオニア的な存在であることと、世界中に汎用が効くアプリだからです。
アプリ開発は弱肉強食の世界そのもので、今はほんの3年前の状況とさえ劇的に変わっています。
そんな中、Skypeは決して今をときめくキラキラした存在感はないものの、Microsoftという巨人に支えられた絶対的に安定感がある一つのブランドになっているため、Skypeを指定しておけばまず問題無い、という感覚が出来上がっているのです。
まとめ
日本人の友人同士や家族間であればLINEを使用
仕事など割とオフィシャルな場ではSkypeを使用
といった使い分けをしている方が多いのが現状です。
仕事にSkypeを使う理由は、
- 仕事での業務用スマホやPC、他人との供用PCなど、一つのアカウントでどの端末からでも使える
- 日本人以外との連絡も多い(世界標準)
- 連絡手段としての品質が求められる(通話やビデオ通話が高品質)
といった点が大きな理由です。
一方のLINEですが、統計上は日本人のほぼ全員がLINEを使っていることになっていますが、LINEの世界シェア率的にはほぼ日本だけです(あとはタイと台湾くらい)。
これを機に、Skypeに慣れておくこともよいかも知れませんね。
皆さんのお役に立てれば幸いです!
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