【やさしい解説】WordPressをFTPで手動バックアップする方法

 

FTPを使ったバックアップについて、

 

  • 曖昧でモヤモヤしてる
  • イチから教えて欲しい
  • 体系的に理解したい

 

この記事はそんな方に向けてお届けします。

固有名詞以外は「専門用語を使わずに」まとめました。

さっそく行きましょう!

 

月間5万PVのあいです。ブログで「月間5万円以上」稼げている人は全体の「8.7%」未満。このブログは2年もかけてそのレベルに到達。ノウハウを知ったら、あっさり達成できました!あっさり達成できたノウハウを公開中!

 

 

undraw_building_websites

 

WordPressをFTPでバックアップする方法

 

FTPとは

 

FTPは、サーバー を呼び出すツールのことです。

そのツールを、PCにインストール して使います。

 

※サーバーを呼び出すとは?

サーバーとは、インターネットに情報を発信するための「情報の置き場所」と考えてOKです。

全体像はこんな感じです。

 

 

ワードプレスで作ったデータは、通常は、サーバーに向かって一方通行。

そこでFTPの出番です。

 

FTPでできること

 

このツールを使うことで、以下のようにサーバーの中身をPCに呼び出せます。

 

FTPツール「Cyberduck」を使った例

 

ドラッグ&ドロップや右クリックなど、直感だけでファイルを行き来させることが可能。

 

 

これで、バックアップも復元も思いのままにできます。

ウィンドウズならエクスプローラー、MacならFinderで作業するのと、ほぼ同じ感覚です。

 


 

それでは、実際にFTPを導入してみましょう。

 

FTPの初期設定方法

 

事前に3つの情報が必要

FTPの初期設定には、レンタルサーバーにある「FTP接続用の」3つの情報が必要です。

 

FTP接続用の3つの情報
  • FTPサーバー(のURL)
  • (FTP接続用の)ユーザー名
  • (FTP接続用の)パスワード

 

この3つの情報は、レンタルサーバーの「コントロールパネル」や「サーバーパネル」、「アカウント情報」などと呼ばれるメニューで確認できます。

 

サーバー名メニュー名
「エックスサーバー」「サーバーパネル」
「ロリポップ!」「アカウント情報」
「ConoHaWING」「サーバーパネル」

 

3つの情報の確認方法

確認方法については、各レンタルサーバーのヘルプサイトで詳しく案内されています。

 

主要各社のヘルプサイトの該当ページがこちら

 

今一度、必要なのは、以下の3つの情報です。

  • 「FTPサーバー」
  • 「ユーザー名」
  • 「パスワード」

アカウント管理にストレスを感じる人も、ここだけは頑張りましょう。

ひよこ_03_02

実際は10秒でできるくらいシンプルです!

例えば、「ConoHaWING」を使っている人なら、以下のように❶〜❹の順に進めば終了です。

 

FTP接続情報の確認手順(ConoHaWING)

 


 

3つの情報をメモったら、いよいよFTP本体の設定です。

 

好みのFTPを準備する

FTPはお目当てのものを選んで、ダウンロードして使います。

※おすすめの無料FTPを後述します!

ここでは、「Cyberduckサイバーダック」という、定番の無料FTPソフトを使う場合の初期設定を見てみましょう。

「Cyberduck」は、ウィンドウズ/Mac、両方に対応してます。

※他社のFTPでも、手順の柱はほぼ同じです。

 

Cyberduckの初期設定

初期設定は3ステップ
  • Step1
    「Cyberduck」をダウンロード
  • Step2
    「新規ブックマーク」をクリック

    メニューバー➜「ブックマーク」➜「新規ブックマーク」

  • Step3
    「3つの情報」を入力

    FTPサーバー、ユーザー名、パスワード、を入力。

  • おわり
    設定終了!

    次回からは自動で接続されます!

 

各ステップを、具体的に見ていきます。

 

【Step1】Cyberduckをダウンロード

海外テイストのアヒルキャラが強インパクトですが、公式アイコンなので安心してダウンロードしてください。

Cyberduckのアイコン 01

 

【Step2】「新規ブックマーク」をクリック

Cyberduckを立ち上げたら、

メニューバー➜「ブックマーク」➜「新規ブックマーク」と進みます。

Cyberduckの初期設定 01

 

【Step3】「3つの情報」を入力

出てきた画面に、メモしておいた3つの、

  • 「FTPサーバー」
  • 「ユーザー名」
  • 「パスワード」

を入力すれば、もう完了です。

「ニックネーム」は自由にネーミングしてOKです。

「ポート」は「21」にします。

保存ボタンはないので、最後は で閉じればOK。

 


 

以上でサーバーに接続されました!

早速バックアップしてみましょう。

 

undraw_Folder

 

手動バックアップの手順

 

FTPを使って手動でバックアップする流れがこちらです。

 

手動でバックアップ
  • Step1
    FTPでサーバーのデータをPCに保存

    ※ドラッグ&ドロップするだけ。

  • Step2
    SQLファイルを「phpMyAdmin」でインポート

    ※単語が難しいだけで、やることは単純。

  • おわり
    バックアップ完了!

    ※要はコピペが完了したのと同じ。

 

それぞれ順に説明します。

 

【Step1】サーバーのデータをPCに保存

 

FTPに一度接続すれば、次回以降は、サーバーのデータをPCに保存するだけです。

 

 

右クリックを使うと、エクスプローラー(MacならFinder)のように直感で他の操作もできます。

 

バックアップするべきファイルは3つ

バックアップするべきファイルがこちらです。

 

この3つのファイルをPCに保存するだけです。

  

3つのファイルの内容

ちなみに、上記3つのファイルの内容はこんな感じです。

ファイル・フォルダ名内容
「wp-content」使っているテーマや画像・プラグインなど
「.htaccess」
「wp-config.php」
ユーザー名やパスワードやサーバー接続先など、設定関係のデータ

※大事な「記事のデータ」は、さらに別のところに保存されています。「Step2」で説明します。

 

その他のファイルの内容(参考)

その他のファイルは、WordPressの骨組みとなる固定ファイルで、ユーザー更新の影響は受けません。

万一の時は、WordPress.orgの公式サイトからいつでも同じものをダウンロードできるので、あまり気にしなくてOKです。

※不安な人は、「3つのファイル以外も」全コピしても全然OKです。その際、サイズが大きくなるので読み込みに5分位はかかります。

 

「.htaccess」のファイルがない場合(参考)

ここは該当するケースのみの情報です。

Cyberduckを使っていて「.htaccess」のファイルが見当たらない時は、メニューバーから「Cyberduck」➜「設定」➜「ブラウザ」の画面内で「”.”で始まるファイルを表示」にチェックを入れて、再びメニューバーから「表示」➜「不可視ファイルを表示」とすればOKです。

 

全体のファイル構成(参考)

サーバー内は、いつ開いても、どんなFTPで開いても、全く同じ内容なので、すぐに馴染めます。

※ファイルの名前も数も、常に同じです。

 

ファイル構成もこんな感じで、常に1パターンです。

 


 

以上で、【Step1】が終了です。

※数回やると、1分もかからないで出来るようになりますよ!

 

FTPでバックアップ(おさらい)
  • 「wp-content」
  • 「wp-config.php」
  • 「.htaccess」

この3つをバックアップ(保存)。

 

不安に思う人は、
  • 「public_html」

を、まるごとバックアップしてもOK。

 

undraw_Cloud_sync

 

次は、大変重要な作業になります。

 

【Step2】「phpMyAdmin」で「SQLファイル」をエクスポート

 

次は、

「phpMyAdmin」で「SQLファイル」をエクスポートします!

 

いきなりの専門臭で、

「何の話?」

ひよこ sakaban-piyopisu 02

となった人でも大丈夫です。

 

ここは、FTPではなく、

「手動でバックアップ」

という切り口で必須のステップ。

必須の理由は、WordPressで投稿した「記事などのデータ」は、ここに別枠で保存されているから。

 

ここに別枠で保存」とは、

記事のデータは、
  • 「phpMyAdmin」に
  • 「SQL」で保存

と、最初は呪文のように知っておけば十分です。

 

Webデータ

「Step1」のデータはFTPで接続できるデータ群です。ここは、WordPressを構成する主要なプログラミング言語のファイル群。PHPとかHTML、CSSなどです。これらのデータのことを「Webデータ」と一般的に呼んでいます。

 

データベース

一方、この章のSQLは、プログラミングとは全く別で、データベース形式のファイル群です。まさに「記事の内容」などは、単なる大量のテキストデータの集まりで、PHPやHTMLとは別の世界。これらのことを「データベース」と呼んでいます。「phpMyAdmin」は、その「データベース」を無料で、しかもインストール不要のブラウザ上で操作できるツールのことです。

 

両方ともバックアップが必要な理由

一つのサイトが表示される時、「Webデータ」からWordPressの見た目やデザインをプログラミング言語で整え、同時に、「データベース」から記事の内容を抽出して、両者をガッチャンコさせている、といったイメージです。だから、両方バックアップしないと意味がないことになります。

 

「phpMyAdmin」で「SQLファイル」をエクスポートする方法

やることは次の通り。

「phpMyAdmin」にログイン。ユーザーの記事データは、この「phpMyAdmin」という仕組みの中で更新・保管されています。

130 backUp 02

 

ログイン後①〜③の順に進み、④「実行」します。

 

エクスポート(バックアップ)した「SQLファイル」のアイコンがこちらです。

150 backUp 02

これで終了です。

※逆に、復元する時は、これをインポートします。

 


 

以上で、

「phpMyAdmin」で「SQLファイル」をエクスポート

の手順は終了。

 

これで、手動バックアップの全行程が完了です!

※慣れてくると、Step1も含めた「全行程で」、毎回2〜3分です!

 

「phpMyAdmin」利用の事前準備

「phpMyAdmin」を使うためには、以下の情報が必要です。

「phpMyAdmin」のアカウント情報
  • サイトの「データベース名」
  • MySQLの「ユーザー名」
  • MySQLの「パスワード」

 

アカウント情報はどこにある?

上記の情報は、

「wp-config.php」ファイル

を開くと、そこで「全て」確認できます。

※「config」は日本語で「設定」という意味。前半【Step1】でバックアップしたファイルです。

 

右クリックで中を見ると・・・

 

yajirushi-shita_06

 

〜〜これより前にコードが20行ほど〜〜

// ** MySQL settings - You can get this info from your web host ** //
/** The name of the database for WordPress */
define( 'DB_NAME', '「データベース名」' );

/** MySQL database username */
define( 'DB_USER', '「ユーザー名」' );

/** MySQL database password */
define( 'DB_PASSWORD', '「パスワード」' );

〜〜ここからもコードがたくさん〜〜

  

赤字のとこをチェック(実際は色無しで、英数字です)。

メモしたら「phpMyAdmin」にログインです。

 

「phpMyAdmin」はどこにある?

 

130 backUp 02

「phpMyAdmin」のログイン画面がこちら。どのレンタルサーバーも同じですが、ここまでの画面遷移が、各社異なります。

 

主要各社の説明サイトがこちら。

 

例えば「ConoHaWING」を使っている人なら、以下の順に進めば、あっけなくたどり着きます。

※「ConoHaWING」のコントロールパネル

※「phpMyAdmin」への画面遷移は、バックアップの度に使います。すぐに思考停止でアクセスできるようになりますよ。

 

ユーザー名が複数ある場合(参考)

データベースにユーザー名が複数あるケースは、複数のドメインでサイト運営をしている場合です。

どれがどれだったか分からなくなったら、

バックアップしたいドメインの「wp-config.php」

を見直して確認しましょう。

 

ヘルプサイトが分かりやすいのは「ConoHaWING」

苦手な人でもつまずかない、クリアなサポート説明があるのが「ConoHaWING」。

ConoHaは、あらゆるシーンで初心者にフレンドリーなサービスだと思います。

 


 

以上で、FTPを使った手動バックアップの全てが終了です!

いざ、実際に復元する時は、「逆の手順で」本体に上書きすればOKです。

 

最後に、無料FTPの紹介です。

 

undraw_processing_thoughts

 

おすすめの無料FTP

 

ウィンドウズ、MAC両方に対応するFTP

 

「FileZilla」

「FileZilla」は、現状では、定番中の定番ソフトと言えます。

迷ったらこれを選んでおけば、まず問題ないでしょう。

 

「Cyberduck」

「Cyberduck」は、直感的に使える点が特徴。

「マニュアルとかいちいち読んでられない」といったタイプの人におすすめ。

初心者に一番合ってます。

 

ウィンドウズのみ対応のFTP

 

「WinSCP」

「WinSCP」は、ネーミングのとおり、ウィンドウズ向けのFTP。

見た目もエクスプローラーそのもの。

 

「FFFTP」

「FFFTP」は、老舗の国産FTP。かつての定番ソフトです。

開発は打ち切られましたが、有志による改良が続いています。

全体的に、ややレトロ感を感じさせます。

 


 

FAQ

 

Q
もっとラクなバックアップ方法はない?
A

レンタルサーバーの自動バックアップメニューを使うのが、最ラクです。

主要なレンタルサーバーなら、何もしなくても、「無料で」「毎日」「勝手に」バックアップをとってくれています。

 

Q
FTPのメリットは?
A

FTPのメリットは「今、この瞬間のデータ」を保存できることです。

また、FTPを使っていると、サーバースキルが上がる点もおすすめです。

 

Q
プラグインのバックアップと何が違う?
A

バックアップを取るだけなら、プラグインなら数クリックだけでできてしまいます。

ただしプラグインは、いざデータを復旧・復元しようとすると、有料会員にならないと復元できないなど、肝心な時に残念な思いをするケースが多いです。

 

Q
スマホでできる?
A

iPhoneなら「FTPManager」、アンドロイドなら「ESファイルエクスプローラー」を使えば出先でも、緊急時にも、スマホFTPでサーバー処理できます。

ただし、小画面にマウス無しなので、作業効率はガタ落ちします。

 

Q
「SFTP」って何?
A

FTPはサーバーとデータを直接転送するのに対し、SFTPは暗号化して転送します。

FTPよりもSFTPの方がセキュリティ面が強化されているのが最大の違いでです。

個人ブログレベルならFTP、ビジネスシーンなどではSFTP、といった感じです。

 


 

以上です!

この記事が参考になった人なら、以下の記事もドンピシャかも!

 

 

その他のおすすめの記事

 

その他、以下で初心者に役立つ記事を公開しています!

 

ブログの始め方
ブログの始め方
副業としてのブログの始め方はこちら
ノウハウ
ノウハウ
なかなか稼げない人もこちら
ツール
ツール
「無料」にこだわってツール紹介しています!
WordPress
WordPress
ワードプレスで困ったらこちら

 

プロフィール

 

3年目に入った当ブログは月間5万PV。

Google analytics画像

このレベルだと「Googleアドセンス」なら1万円の収入です。

Google AdSenseの分析

そして「Amazon」「楽天」「Yahoo!」の商品レビュー記事で月2〜4万円ほど。月間250件ほどの申込みが入ってそれくらいです。

あと、月「10〜20件」程度のアフィリエイトが発生して5〜10万円。単価が高いココが伸びれば、月50万とかいくんだと思います。

アフィリエイト収益発生の分析
ブログの月間収益クイックレポート02

収益が出始めて半年ほど経ち、累計80万円ほどが口座に振り込まれています。

PCかスマホがあれば、最低限ここまではいけます。

リスクはゼロで「増える可能性しかない」アフィリエイトは気楽な副業に関心がある人におすすめ。

興味が出てきた人向けに「堅実に稼ぐためのノウハウ」を公開中です!

※「全く」稼げなくて悩んでいる人も参考になると思います。