横浜大さん橋は、まずは画像から見てみましょう!
オーセンティックな「1丁目1番地」
横浜市中区海岸通1丁目1番地。
横浜の原点となるアドレスです。
海岸通1丁目は、開港以来160年以上かけて「グローバル」「ボーダレス」はたまた「マルチナショナル」「シームレス」といった、日本の今、の起点としての立ち位置を守り続けてきました。
私たちのおばあちゃんのおじいちゃんあたりの時代に、日本が世界標準の成熟国家となり得るきっかけを作り、この場所から風穴が開き、そして見守り続けてじっくりと日本をエイジングしてきたわけですね。
そのエイジングのさらなる裏付けは、写真で紹介しているような「1丁目1番地」に点在する小さな店舗群を見ても感じ取れるかもしれません。
「JACK CAFE EAST」「PENNY’S DINER」「SCANDIA」「HAMA CAFE」「WOOD LANDER」などなど、ディベロッパーによるこぎれいな都市開発の影響を一切受けていない、骨ある欧州風をツィートする店たちは、日本の国際化の産声を今に受け継いだ雰囲気を醸し出しています。
この辺りを散策する際には、ウィンドウ越しでもいいので、是非意識して眺めながら歩いてほしいものです。
そしてその突き当たりにあるのが「1丁目1番地」の真骨頂、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」いわゆる大さん橋です。
おばあちゃんのおじいちゃんあたりの時代にも、まさにここが世界の窓口として機能を果たしていました。
利通さんや博文さんたちの海外出張時には、翔ぶが如くここのメリケン波止場を通過していたのです。
帰国時も当然ここを通り、日本の設計図を欧米からこの波止場に持ち帰って、法律、会計、警察、右側通行、電柱制度などなど、日本の骨組みがここを通して築かれました。
今となってはほぼ観光のためのターミナルですが、もちろん出入国ロビーもしっかりとあって、その存在感は圧巻です。
行政からもきっちりと敬意を受けているのか、設計には国際コンペでグローバルに建築デザイナーを競わせて、当初とは違った切り口から権威性のある立ち位置を得ています。
屋上部分は全面ウッドデッキに天然芝、全高は15mとクールに抑え気味、T字型の立地で左右に山下公園と赤レンガ倉庫。
成熟期を超えた日本の今、大さん橋は、人々の描きたい・撮りたい・映えたい感をそそる場所になっています。
とは言え、実はアドレスを詳細に追っていくと、中区海岸通1-1-4、とのこと。
最後の数字に4がつきます。
中区海岸通1-1-1、はお隣の「象の鼻テラス」だそうで。
そこ、観光的にはがっかりスポットではありますが、オーセンティック「正統的であるさま」は、象の鼻。さすがです。
大さん橋インフォメーション
混雑
休日の午後はこの辺り一帯は相当混雑しています。
それでも休日にという場合は、早起きして行けば空いてます。
夜景
高層ビルの中からの夜景とは違って、屋外で見られる高所からの夜景はここだけかもしれません。
おすすめは、極寒・弱風・快晴の三拍子が整った日。
寒くて風のあるそんな日にこんな屋外はガラ空きの状態になります。
そんな日は、クリアな景観を独り占めできます。
夕陽を逆光に、大さん橋から冬の富士山を望む瞬間は、絶句すること間違い無し。
季節
季節を問わず良い雰囲気を味わえます。
電車
電車の方はお得な周遊チケットが各社から出ていますので要チェック。
特典付きの「中華街旅グルメ切符」も売上好調。
中華街大通りまでは徒歩10分です。
車
駐車場は、700台以上スペースがありますが、休日や客船が着岸している日は結構満車が多いです。
公営なので料金は抑えられています。
コインパーキングは複数ありますが、休日の午後は大体満車で、料金も高めです。
その他徒歩10分圏内で比較的大きい駐車場が3つほどあります。山下公園と並行する「水町通り」沿いか「海岸教会通り」沿いに3カ所ほど。
徒歩10分前後かかりますが、歩くだけで見どころ満載のエリアですので、あえて最初からここを狙うのも良いかもしれません。
住所
横浜市中区海岸通1-1-4
大さん橋訪問におすすめホテル
徒歩10分弱。2020年5月23日開業。大さん橋に一番近いホテル。外観だけで超高級感あり。
徒歩10分強。山下公園のど真ん中。名門中の名門ホテル。ちょっと古い。泊まらなくても見るだけの価値あり。ビーフカレーで有名、¥2,400(税別)。
できるだけコスパ重視、というチョイス。徒歩5分ほど。
「ローズホテル横浜」
徒歩10分ほど。中華街の中。老舗四川の重慶飯店グループ。
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