今回の記事は「パンくずリスト」について!
知っているようで、あまり理解できていないトピックの代表格ですね。
パンくずリストは、SEO的にも重要テーマです。
ぜひ、正確に理解していきましょう!
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パンくずリストとは
「パンくずリスト」とは、要はこれのことです
「サイト内の位置情報」
と言われたりします。
パンくずリストは道先案内
パンくずリストの役割は、ユーザーに道先案内をする点にあります。
サイト内で、自分が今どこにいるのかを明確にマッピングしてくれる役割です。
ネーミングの由来
「パンくずリスト」ってやや異質感がある表現ですが、
森の中でも、パンくずを落としながら進むと、帰るときに目印になる
そんな童話をフィーチャーしたWeb用語です。
パンくずをクリック
つまり「戻る時の目印」としての役割がパンくずリストです。
例えば、上記のパンくずリストで、「ハンバーガー」をクリックすればこんな感じです。
パンくずをクリックすれば、サイト内で迷子にならず、行きたい場所に戻してくれるわけです。
パンくずリストの例
例えば、検索エンジンで、
「観光 宮古島」
と検索されて、宮古島情報のサイトに訪問してくれたとします。
HOME 観光 沖縄 宮古島
そこにこのようなパンくずリストがあれば、読者は、
「 沖縄 」の観光カテゴリーにもすぐに訪問できます。
他のページに誘導できる
さらに、
「この観光サイト参考になるかも」
と思ってもらったりすれば、一気にギアが入ります。
HOME 観光 沖縄 宮古島
観光 をクリックすれば、
「 北海道 」や「 横浜 」など、その他の観光情報もありそうだと直感的に思ってもらえます。
パンくずリストは読者の内部回遊に働きかけるので、SEOの高評価にも直結します。
パンくずリストとグローバルナビゲーションとの違い
似たような機能に「グローバルナビゲーション」があります。
グローバルナビゲーションは全ページ共通
グローバルナビは全ページ共通で表示される、固定のメニューリストです。
「観光」「グルメ」「ホテル」などの第1カテゴリーや「会社概要」「問い合わせ」など。
どのページでも表示させておきたいメニューがグローバルナビゲーションです。
パンくずリストは階層表示
他方、大カテゴリーに一歩足を踏み入れた後、そこから先で階層表示をしてくれるのがパンくずリストです。
そんなパンくずリストが重要と言われる理由は何なのでしょう。
次はそこを見ていきます。
パンくずリストの重要性
パンくずリストが重要な理由がこちらです。
順に見ていきましょう。
ユーザーエクスペリエンスが上がる
パンくずリストは、読者に優しいサイト作りの基本となるものです。
ユーザーフレンドリーなサイトは評価が高い
優しく読みやすいサイトや、居心地の良いサイトは、読者の滞在時間や内部回遊率のスコアに好影響を与えます。
こういうのを、
「ユーザーエクスペリエンスが高いサイト」
と表現し、SEO的に高評価につながります。
ユーザーエクスペリエンスとSEOの関係
ユーザーエクスペリエンスがSEOを上げる理由は、記事の滞在時間や内部回遊率など、
読者満足度はスコアとして現れるから
です。
パンくずリストは読者に優しいサイト作りの前提ともいえるポジションなので、強く意識して整えましょう。
続いては、内部回遊率との関係についてです。
内部回遊率が上がる
ユーザーが、自サイトの他のページにも読み進んでくれることを「内部回遊」と言います。
離脱されない環境を作る
「この記事、参考になるかも」と、最後まで読んでくれた読者に、
そのまま、自サイトを離脱されるのは非常にもったいないです。
その理由は、内部回遊率のスコアはGoogleにデータ取得されているから。
パンくずリストは関連記事への橋渡し
せっかく奥深くまで読んでもらえたなら、他の記事も訪問してもらえるような仕掛けを意識しましょう。
その仕掛けの一つがパンくずリストです。
パンくずリストで、関連記事への橋渡しを可視化させましょう。
結果、離脱されず、内部回遊率が上がります。
次のSEOとの関係も重要です。
SEO効果がある
適切なパンくずリストを置くだけで、検索順位に好影響を与えます。
その理由は、
コンテンツ同士の関係性が明確になり、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなるから
です。
パンくずリストは、ユーザーに優しいだけではなく、検索エンジンにも優しい道先案内となり得るわけです。
パンくずリストがないサイトは致命的
仮にパンくずリストがないサイトの場合は、
コンテンツ同士の関係性が不明瞭で、検索エンジンがサイト構造を理解しにくい
となって、SEO的には致命的です。
ここは重要なので、少し掘り下げてみます。
Googleのクローラビリティ
記事の検索順位は、Googleの「プログラムによる価値判断」で決まります。
そのプログラムを「クローラー」と呼びます。
クローラーは数億ものウェブサイトを日々クロールして、それらのサイトクオリティを順位付けしています。
そんなクローラーが「プログラム診断しやすいように」クローラビリティを上げる対策が、まさにパンくずリストなのです。
理由は先ほどと同じです。
適切なパンくずリストは、
コンテンツ同士の関係性が明確で、クローラーがサイト構造を理解しやすくなるから
です。
パンくずリストには注意点もあります。
パンくずリストの注意点
注意点は、先ほど見た重要性の裏返しのようなイメージです。
トピッククラスター
パンくずリストは、トピッククラスターの充実度と表裏一体の関係にあります。
※トピッククラスター;コンテンツ同士を緻密にカテゴライズすること
トピッククラスターの失敗例
例えば、宮古島の観光記事を気に入ってくれた読者が、石垣島の記事も期待してパンくずを踏んでくれるケースがあったとします。
HOME 観光 沖縄 宮古島
期待感を持って 沖縄 をクリックすることでしょう。
ところが、次に出てくる記事が、沖縄への転職情報とか物件情報とかだと、期待値の反動でかえって離脱を促進するかもしれません。
サイトオーナーとしては、随分前に何となく沖縄カテゴリーに入れ込んでおいただけかもしれませんが、カテゴライズのツメが甘いとこのような弊害が生まれます。
記事のカテゴライズは慎重に
このように、ユーザーがパンくずを辿ってくれた後を見据えて、コンテンツ同士を的確にグルーピングしておくことが注意点です。
最後は作り方です。
パンくずリストの作り方
パンくずリストは、ワードプレスのテーマ内に、設定機能が準備されていることがほとんどです。
作成方法
パンくずリストは、自作コードでもプラグインでも作れます。
標準メニューがおすすめ
が、この記事を読んでいるレベル感の方なら、迷うことなく標準装備のメニューを使うのがおすすめです。
Cocoonの場合
例えば「Cocoon」の場合なら、ワードプレスの管理画面から、
「Cocoon設定」
を使います。
「Cocoon設定」をクリックして「投稿」タブを開きます。
その画面の下の方にある、以下の設定項目を調整すれば終了。
これだけで、今あるカテゴリーがそのままパンくずリストとして反映されます。
このように、パンくずリストは今あるカテゴリーとシンクロするので、あらためてカテゴリー分類のやり方も復習しておきましょう。
カテゴライズ
カテゴリーの編集方法がこちらです。
ワードプレスの管理画面から、
「投稿」➜「カテゴリー」
とクリックします。
親カテゴリーを使って作成
この画面で「親カテゴリー」を指定して新規カテゴリーを作ると、それにぶら下がる子カテゴリーが出来上がります。
この親子関係が、パンくずリストとして表示されます。
※ちなみに「スラッグ」が日本語のままだと、URL表示された時に文字化けみたいな表示になってしまうので英語で設定しましょう。
定期的に見直し編集しよう
記事が積み上がると、全体的に親子関係の統一感がブレてくることも多いので、定期的な見直しが必須です。
最後は、ネーミングのコツについて。
どんなフレーズが有効なのかを見ていきます。
フレーズの作り方
パンくずリストを表現する上で意識しておきたいポイントがあります。
キーワードを意識
パンくずリストのアンカーテキスト自体が、検索キーワードに反応します。
- 「観光 沖縄」や
- 「観光 宮古島」など
実はパンくずリストのテキスト表示自体が、検索クエリへのダイレクトアピールになってます。
- 「観光」にすべきか「グルメ」にするか。
- 「南国」をウリにするか「移住」で攻めるか。
SEO効果を見据えて、カテゴリーのフレーズ作りは深く検討する価値があります。
大中小の法則
パンくずリストをフレージングする際は、
大項目>中項目>小項目
この法則が大原則です。
メニュー>フード>肉類、みたいな法則です。
このパンくずリストで「メニュー」に戻ると、
メニュー>ドリンク>ワイン、と展開できる関係性です。
万人に伝わる用語
パンくずリストのフレーズは、老若男女すべての人に受け入れられる表現が理想です。
例えば、一瞬でも「ん?」と思われそうな例がこちらです。
「ビバレッジ」って何??
老若男女的には、一部の人は、そう思いかねません。
個人サイトの場合は、一瞬でもそのようなストレスを感じられることを回避しましょう。
以上です!
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